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会長挨拶

松本 吉郎会長
公益財団法人
日本学校保健会
会長 松本 吉郎

このたび、公益財団法人日本学校保健会の会長を務めることとなりました松本吉郎です。どうぞよろしくお願いいたします。

そして、今回の役員改選に伴い、会長の中川俊男様はじめ、これまで本会の役員としてご尽力いただきました方々には、厚く御礼申し上げます。

近年、社会環境や生活環境の急激な変化が子供たちの心身の健康に大きな影響を与え、肥満・痩身、生活習慣の乱れ、メンタルヘルスの問題、アレルギー疾患の増加、性に関する問題など多岐にわたる健康課題が生じております。特に、3年間以上に亘る対応となった新型コロナウイルス感染症は、感染症法上の位置づけが変更されましたが、基本的な感染症対策をとりながら、持続可能な学校運営を進めていくことが重要となっております。現在は、コロナ禍によってもたらされた体力低下や不登校児童生徒の大幅な増加等、児童生徒の健康課題の解決に向けた新たな段階を迎えています。長期に亘った感染症への対応を経て、より一層、健康教育の重要性は高まっております。健康教育の推進にあたっては、学校と「学校医・学校歯科医・学校薬剤師」いわゆる三師会と呼ばれる地域の医療系専門家との組織的連携を一層強化するとともに、家庭・地域社会との連携を深めることが重要であると考えております。

また、本会は、創立103年目を迎え、会報「学校保健」や「学校等欠席者・感染症情報システム」運営を通した学校保健情報の発信、研修会・講演会の開催、保健活動の支援・表彰等、公益財団法人として活動のさらなる充実を図っているところでございます。歴史ある本会の会長として、新たな決意をもって我が国の学校保健の振興に最善の努力をいたす所存でございます。関係各位におかれましても、引き続きご支援、ご協力を賜りますようお願いいたします。