文章番号:30122

青少年の実態

II 薬物乱用防止に関する指導実施状況調査結果

  1. 平成9年度に薬物乱用防止に関する何らかの指導を実施することを予定している学校は、小・中・高等学校のいずれにおいても8年度より増加している。

    図11 平成8年度の薬物乱用防止の指導状況と平成9年度に指導を計画している学校の割合(単位:%)

    小学校 中学校 高校
  2. 平成8年度に指導を実施しなかったが、9年度は指導するとした学校の具体的な計画内容としては、小・中学校では校外における教員対象の「研修会参加促進」、高等学校では「生徒対象の講習会開催」と回答した比率が最も高い。

    図12 平成8年度に指導を実施しなかったが、9年度は指導するとした学校の具体的計画内容(単位:%)

    平成9年度の指導充実計画の内容 小学校 中学校 高等学校
    1. 授業の充実 38.2 44.2 12.5
    2. 生徒対象の講習会開催 7.4 32.6 68.8
    3. 麻薬取締官OB等活用 4.4 14.0 37.5
    4. 教材作成 16.2 9.3 0.0
    5. キャンペーンへの参加 5.9 4.7 0.0
    6. 教員対象の研修会開催 36.8 16.3 12.5
    7. 研修会参加促進 48.5 51.2 31.3
    8. 郊外生活指導の充実 47.1 37.2 43.8
    また、平成8年度に指導を実施し、9年度は指導をより充実するとした学校の具体的な計画内容としては、小学校及び高等学校では「授業の充実」、中学校では「生徒対象の講習会開催」と回答した比率が最も高い。

    図13 平成8年度に指導を実施し、9年度は指導をより充実するとした学校の具体的な計画内容(単位:%)

    平成9年度の指導充実計画の内容 小学校 中学校 高等学校
    1. 授業の充実 53.1 49.2 64.3
    2. 生徒対象の講習会開催 12.5 50.0 59.3
    3. 麻薬取締官OB等活用 3.1 16.9 19.8
    4. 教材作成 15.6 13.1 8.2
    5. キャンペーンへの参加 6.3 5.4 9.9
    6. 教員対象の研修会開催 21.9 20.0 24.2
    7. 研修会参加促進 34.4 23.1 29.1
    8. 郊外生活指導の充実 46.9 35.4 31.3
  3. 薬物乱用防止に関する指導を行った主な教科等は、小学校では「学級活動」、「体育」、「理科」、中学校では「学校活動」、「学校行事」、「保健体育」、高等学校では「保健体育」、「ホームルーム活動」、「学校行事」であり、その指導時数は2単位時間未満の学校数の比率が高い。

    図14 薬物乱用防止に関する指導を行った主な教科等(単位:%)

    小学校
      指導実施校比率 1時間未満 1時間以上2時間未満 2時間以上3時間未満 3時間以上
    理科 第4学年 1.9 0.0 1.9 0.0 0.0
    第5学年 5.7 1.9 3.8 0.0 0.0
    第6学年 11.3 5.7 5.7 0.0 0.0
    図画工作 第4学年 3.8 3.8 0.0 0.0 0.0
    第5学年 7.5 7.5 0.0 0.0 0.0
    第6学年 5.7 5.7 0.0 0.0 0.0
    体育 第4学年 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
    第5学年 7.5 3.8 3.8 0.0 0.0
    第6学年 28.3 13.2 15.1 0.0 0.0
    学級活動 第4学年 30.2 24.5 5.7 0.0 0.0
    第5学年 47.2 39.6 3.8 1.9 1.9
    第6学年 64.2 49.1 11.3 3.8 0.0
    中学校
      指導実施校比率 1時間未満 1時間以上2時間未満 2時間以上3時間未満 3時間以上
    理科 第1学年 4.5 3.5 1.0 0.0 0.0
    第2学年 6.1 4.5 1.0 0.5 0.0
    第3学年 6.6 4.5 1.5 0.0 0.5
    保健体育 第1学年 13.1 6.6 4.0 1.0 1.5
    第2学年 15.2 7.1 5.6 1.0 1.5
    第3学年 64.1 20.7 30.3 8.1 5.1
    学級活動 第1学年 28.3 19.7 6.1 1.0 1.5
    第2学年 31.3 20.7 9.1 0.5 1.0
    第3学年 32.8 20.2 10.6 0.0 2.0
    学校行事 第1学年 18.7 9.1 8.1 0.5 1.0
    第2学年 19.2 7.6 10.1 0.5 1.0
    第3学年 19.7 8.6 9.6 0.5 1.0
    高等学校
      指導実施校比率 1時間未満 1時間以上2時間未満 2時間以上3時間未満 3時間以上
    保健体育 保健 91.3 16.9 55.8 15.2 3.5
    家庭 家庭一般 21.6 16.9 4.8 0.0 0.0
    ホームルーム活動 第1学年 26.0 18.2 6.9 0.9 0.0
    第2学年 24.7 17.7 6.1 0.9 0.0
    第3学年 25.1 18.6 5.6 0.9 0.0
    学校行事 第1学年 35.1 19.9 13.0 1.3 0.9
    第2学年 32.0 18.6 11.3 1.3 0.9
    第3学年 32.0 18.6 11.3 1.3 0.9
  4. 指導の中で取り上げた薬物は、小・中学校では「シンナー」、高等学校では「覚せい剤」と回答した比率が最も高い。

    図15 指導の中で取り上げた薬物名(単位:%)

      シンナー 覚せい剤 大麻 コカイン LSD アヘン類 その他
    小学校 81.9 51.2 8.7 3.1 3.1 4.7 16.5
    中学校 86.5 64.9 30.0 19.8 15.6 14.3 12.2
    高等学校 79.7 82.6 56.2 45.4 40.0 38.6 17.0
  5. 使用した教材については、小学校では「特になし」、中学校では「ビデオ」、高等学校では「教科書」と回答した比率が、それぞれ最も高く、いずれも「パンフレット」がこれに次ぐ。

    図16 使用した教材(単位:%)

      教科書 パンフレット ビデオ 映画 スライド OHP 自作プリント その他 特になし
    小学校 14.2 27.6 5.5 0.8 0.0 2.4 4.7 15.7 29.9
    中学校 30.0 31.9 38.0 2.4 1.0 1.0 14.5 13.8 9.0
    高等学校 34.0 30.4 28.9 6.0 1.8 0.9 19.3 14.2 9.5
  6. 指導の協力者については、小・中・高等学校のいずれにおいても「ない」と回答した比率が最も高く、次いで小・中学校では「養護教諭」、高等学校では当該教科担当以外の「他の教員」となっている。また、中・高等学校では「警察職員」と回答した比率が高い。

    図17 指導の協力者(単位:%)

      他の教員 養護教論 学校医 学校歯科医 学校薬剤師 警察職員 麻薬取締官OB その他 ない
    小学校 1.6 13.4 1.6 0.8 2.4 0.0 0.0 2.4 62.2
    中学校 10.5 14.2 1.4 0.0 3.5 12.4 0.6 2.3 45.9
    高等学校 14.8 7.2 2.6 0.4 2.7 13.2 1.6 6.2 41.1

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