文章番号:30094

薬物依存から立ち直るのは困難

文章番号:30093

薬物に関する相談機関

薬物依存だと感じたら、まず関係機関に相談してください。

薬物に関する相談機関には、精神保健福祉センター、保健所、警察署、地方厚生局麻薬取締部などがあります。

ひとりで抱え込む前に、信頼できる大人に相談してください。私たちのまわりにも、私たちの健康のこと、安全のこと、そして将来のことなどを、真剣に考えて取り組んでくれる、多くの人たちがいます。


薬物依存の治療は非常に難しい

薬物依存の治療は非常に難しいものです。薬物依存症の治療で難しい点は、いつでもやめられると思って始めたために依存になっていても気づかなかったり、それを認めないために治療を行わないことなのです。つまり、自分で始めたんだから、自分の意志で当然やめられると思っている。しかし実際はそうではないのです。また、薬物依存者の周囲の人々が、自分たちだけで何とかしようと必要以上にかかわりすぎるとますます依存者が薬物へのめりこんでしまう場合があります。このようなかかわりをもってしまう人をイネイブラーと呼んでいます。こういった状況により、ますます治療が遅れたり、治療がさまたげられたりしてしまうのです。そして、仮に何年も何十年も薬物をやめることができても、何かのきっかけで再び始めてしまうことがあります。そうするとすぐに元の状態に戻ってしまいます。これはスリップと呼ばれる現象で、薬物依存者の治療の難しさを示すものです。薬物依存者は、薬物をやめた後でも薬物を手に入れていた場所に行くだけで、思い出して、また始めたくなってしまいます。薬物依存は、一生背負っていかなければならない病気なのです。